症状別ストレッチ

便秘を改善する腸ストレッチ
便秘の定義:3日以上、便が出ない場合は便秘
おもな原因は、食生活の乱れ、ストレス、運動不足、高齢者では腸の老化など。
便秘を改善するには、腸内細菌の善玉菌を増やすことが大事だが、その割合は、
善玉菌2 : 悪玉菌1 : どちらにも傾く日和見菌7
善玉菌を増やして腸内環境を整えれば、便秘は改善できるので、
横隔膜を上下させて、内臓をマッサージするような効果がある腹式呼吸と
腸ストレッチと組み合わせて毎朝5分、トイレ前の習慣にしよう。

腸ストレッチ
①両腕で両足を抱え込むように胸に引きつける。
  太ももがおなかにつくまで引き寄せながら
  ゆっくり息を吐き、おなかをへこませる。

②息を吐ききったら、抱えた両足をさらに胸に
  引きつけながら鼻からゆっくりと息を吸い、
  おなかをふくらませる。

③口から息を吐きながら、両足をゆっくり伸ばして
  床につける。
  ①から③を繰り返し、10回行う。

➃リラックスした状態で仰向けの腹式呼吸を10回
 (別紙参照)
 鼻から息を吸ったとき、おなかはふくらみ、
 口から息を吐いたとき、おなかはへこむ。

首に力が入る場合は頭の下に
バスタオルなどを敷いてもよい。
腸ストレッチで腰がゆるみ、ラクに
仰向けになれたら、バスタオルを
外して腹式呼吸。

肩甲骨を大きく動かして胸を開く 山ストレッチ

あぐら、正座、または椅子に座って行う

①手を交差させ、自分を抱きしめるように両手で肩甲骨を
  つかみ、背中を丸めて息を吐く。

②両手を交差させて胸を開きながら息を吸う。
  肘は肩の位置と平行に。頭と両腕で「山」の字を作る
  つもりで。頭は斜め上。

③腕を下ろしながら息を吐く。

手三里(てさんり)
効果 自律神経を整える特効ツボ
手指のしびれ、痛みにも効くツボ。
ツボの場所 前腕の外側で、肘を曲げたときに
できる横じわから指3本分ほど下にある。
刺激の仕方 肘を曲げ、親指で押す。親指をやや立てるようにして、ぎゅっと押しては離すを繰り返す。

裏内庭(うらないてい)
効果 食あたり、腹痛、嘔吐、下痢などの胃腸の不調に。
ツボの場所 第2趾を折り曲げて、足底につくところ。

湧泉(ゆうせん)
効果 腎臓の働きをよくしてむくみをとる。
ツボの場所 足の裏の親指側と小指側の2つの肉の
ふくらみの、「人」という字が交わるところ。

失眠(しつみん)
効果 不眠に効くツボ。
ツボの場所  かかとの真ん中にあり、不眠に効く。

刺激の仕方(共通)親指をあて、気持ちいいと感じる
強さで押す。

山ストレッチは夏バテ防止にも有効。

*症状別自律神経を整えるツボ
百会(ひゃくえ )ーーー頭のてっぺんにあり、頭痛を和らげる。
大椎(だいつい)ーーー首の後ろにあり、肩こりを解消し、血圧を安定させる。
失眠(しつみん)ーーーかかとの真ん中にあり、不眠に効く。